建てられた年代によって、天井の仕組みというのは様々。
日本のオフィスの場合は上下階の間に「ふところ」を設けて、吊ボルトと呼ばれる部材を垂直に垂らしたフレームに天井材をはめ込む「吊り天井」がほとんど。
しかし近年では工法が進化しており、様々なタイプが出てきています。
こちらではそんなシステム天井の一部をご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
■ システム天井の種類
ラインタイプ
アルミ製もしくはスチール製Tバーを同じ方向に組み、普通サイズ(長さ1,600mm以下)のダイロートンと呼ばれる表面に多くの吸音穴を持つ天井材をTバーに乗せるライン方式の工法。
照明器具と照明器具の間には2枚のダイロートンとTバーが入ります。
長尺ラインタイプ
アルミ製またはスチール製Tバーを同じ方向に組み、長尺サイズ(長さ3,000mm程度)のダイロートンをTバーに乗せる工法。
照明器具と照明器具の間に使用するダイロートンは1枚なので、すっきりした外観になります。
■システム天井のメリット
スピード施工
天井工事や付帯する設備工事の施工スピードをアップさせることができ、工期の短縮が図れます。
付帯工事の合理化
照明や空調など、天井の付帯工事の取り合いの煩雑さが解消されるため、安定した工程を組むことができます。
コストダウンに貢献
モジュールの標準化により部材ロスや不要材・廃材の発生が少なく、コストダウンを見込めます。
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